先週末の話になりますが、東京現代美術館で行われているスタジオジブリ・レイアウト展に行ってきました。
以前のブログにも書いた通り、SHIMICOM CREWは大のジブリ好き。
高畑勲監督、宮崎駿監督の作り出す世界に、私自身も幼い頃に大きな影響を受けました。
高畑監督に関しては埼玉テレビで放映されていた『ホーホケキョ となりの山田くん』(ののちゃん)のイメージが強いです。のほほ〜んとしたストーリーが大好きでした。
宮崎監督に関しては皆さんの方がお詳しいかと思いますので特には触れませんが、私は『千と千尋の神隠し』と『ハウルの動く城』を当時住んでいた英国で鑑賞しました。
映画館では日本語の音声に英語字幕が付けられており、日本語と英語の間で生じる微妙なニュアンスの違いを残念に思ったのを覚えています。
しかし、観客やメディアからは世界の宮崎アニメとして高い評価を受け、日本のアニメーションが世界に受け入れられたことに、同じ日本人として誇りも感じました。
さてさて、本題のレイアウト展に話を移しましょう。
実際に展示されているのは各映画の所々のレイアウトですが、実に精密です。1枚のレイアウトに細かな指示(時折ジョークや伝言など)が書き込まれ、このレイアウトから私たちがこれまでに観てきた名作の1シーンが作られているかと思うと、鳥肌が立ちました。
レイアウトはアニメーション制作の一工程でしかありませんが、レイアウトなしでは作品は作れません。そこには作り手たちのイマジネーションに溢れた世界があり、全ての作品の出発はレイアウトなんです。
これはデザインの世界でも同じなんですよね。我々も作品を作る際には必ずラフを描き、レイアウトをおこします。イマジネーションに溢れたその世界で、多くの可能性から膨らんだ想像を形に変えていきます。
今回の展示会により、改めてレイアウトの大切さ、重要性を再確認することができました。
将来、シミコム・レイアウト展も出来るように頑張りたいです。
もちろん、場所はいつものル・タンでね!