「類友(ルイトモ)」とはよく言いますが、「類じゃないけど友」というのはなかなかいません。
私の4年間過ごした大学は、今の仕事とは全く関係なく、女子大の国際関係学科なのでした。
そこで出会い共に過ごす中で、何故か自然とくっついて歩くようになった私を含め4人がいました。私たちは、何から何までバラバラ。服の趣味から男の趣味まで、はたまた考え方までバラバラなので、時には理解できないこともありました。だけどなんで一緒にいたのか…。
先日、そのうちの1人がアメリカへ旅立ってゆくので、4人揃って壮行会を開きました。出会ってからすでに10年になろうとしているのに、未だにバラバラ。全員留学経験ありだけど国も目的もバラバラ。人がしゃべってるのに誰かがしゃべりだし、結論が延び延びで結局話題がずれたり、「あのねあのね」を繰り返すのがいたり、勝手にヘキサゴンを始めてしまうのがいたり。
そんな話題の中でもまた、意見が食い違うところがありました。でもみんながみんなの意見を聞いて、「おお、そんな考え方もあったか」と納得して解決したような気がします。
これか、と思います。みんながみんなの意見を聞く。この波長が、何故かこの4人は合っていたんじゃないかしら。愛し愛され、許し許され、この10年は私たちの優しい10年でした。
あとの共通点は…あの大学の中で不真面目だった人があまり他にいなかったということだけです。
結局のところは「類友(ルイトモ)」なんでしょうか。
明日、彼女は旅立ちます。優しいけどワイン狂の旦那たまは彼女の帰りを待ちます。何年?
頑張ってこぉい!