ルールを変えよう。
SONYの新卒採用ページがユニークでしたので、ちょこっと私的意見を書きます。
・Sony Japan | 新卒採用|ソニー株式会社 採用情報
「卒業後3年以内も対象」「服装は自由」──ソニーが2013年度新卒採用でユニークな方針を掲げている。「多様な人材がいるからこそイノベーションが生まれる」として、「それぞれの個性を大切にするため、日本特有の“シューカツ”というルールを変える」という。
対象に卒業後3年以内の人も含めることで卒業後に海外留学したり、起業したりといった「様々な選択肢を歩んだ人と出会いたい」という。マニュアル化された面接を避けるため、選考方法では複数のコースを用意。ワークショップや企画提案、プログラミング手法のディスカッションなどから選べるようにする。
“シューカツ”の象徴であるリクルートスーツ。「面接で自由な服装を呼び掛けると『これは罠だ』とつぶやかれる時代」だが、「大事なのは中身」と普段通りの服装で大丈夫だと保証する。もちろんスーツ姿が自分らしいという人はスーツを着てもOKという。
元々、ソニーは応募書類や面接で大学名を聞かない「学歴不問採用」などで先駆けてきた。「学生と『対等でありたい』というのは理想論かもしれないが、ソニーのことが好きな人に来てほしい」という。
イギリスでの留学経験を経て、個人的にずっと口を酸っぱく訴え続けてきたことなんですが、日本が国際競争力に力を入れるなら、ギャップイヤーを導入すべきだと思います。
できる限り若いうちに国際経験を積んだり、社会福祉活動に携わることにより、より充実した大学生活が過ごせるようになると思います。
知らない地域でインターンとして働き、伝統工芸や地場産業に触れてみるのも良いでしょう。
なかには、その経験を通じて大学進学前に将来進むべき道を変えられる人もいるかもしれません。
高いお金を払って無駄な大学生活を送らないためにも、大学・企業側はギャップイヤーでの活動報告を評価し、豊かな人間性を育てるべき。
これにより海外からの留学生も受け入れやすくなり、より国際競争力を高めることができ、教養力の向上、ディベート力の経験値、そしてなにより経済の活性化にもつながるでしょう。
就職活動などへのデメリットは、企業側が努力調整すべき。
より豊かな人材を、採用できるのだから。
東大はいち早く入学式を秋に移行する制度を検討することを表明し、現在研究段階に入っています。
他の大学も高校からの進学が決まった時点(内定)で、入学を1年間遅らせることのできる制度などを設けたり、在学中にギャップイヤーを積極的に取り入れる活動などを促進すれば、校内の活性化にも繋がることでしょう。
まだまだ国内では賛否両論があると思いますが、
「東大」(大学側)や「ソニー」(企業側)が動いてくれたことを嬉しく思います。
時代は変わりました。
さて、日本の大学はどう変わる?
・一般社団法人 日本ギャップイヤー推進機構協会(JGAP)
・Sony Japan | 新卒採用|ソニー株式会社 採用情報