ポップ・アート展@横須賀美術館:いってきたよ
横須賀美術館で行われている「ポップ・アート展」に行ってきました。
「ポップ・アート展」と言えば、
2008年夏に長野の松本市美術館で催されていた『ポップ・アート 1960′s → 2000′s』以来。
ロンドンにいた頃は街中の小さなギャラリーでウォーホールや、
ロイ・リキテンシュタインの作品も間近で見れたのだけど、
日本ではなかなかお目にすることはできません。
もっと街中にアートが根付けばよいのですが…
(アートに街が根付くのか…?どっち?)
今回は「POP ART展」×「横須賀」ということで、楽しみ倍増!期待大です!!
横須賀は3年前の秋に日本に帰ってきてすぐのお仕事で、素材撮影に訪れて以来、
あの時は初めて訪れた”YOKOSUKA”にぶったまげました。
そして、今日の”YOKOSUKA”も、、、
ミクスチャー文化から生まれた街並が、
相変わらずの違和感と存在感を与えてくれました。
そんなこんなで、まずは横須賀美術館に着くまでに、
とんちんかんな街並を探索し、散々楽しませていただきました。
美術館へは街から車で10分ほど。
海沿いに、近代的な建物が待ってくれていました。
海まで続く芝生にも展示作品が並び、真っ白な敷地に内に足を踏み入れた途端、
アートな気持ちにさせてくれます。
さてさて、高鳴る気持ちを抑えて、いよいよ待望のポップ・アート展に足を踏み入れます。。
展示作品には、アンディ・ウォーホルやロイ・リキテンスタイン、
80年代にスターとなったキース・ヘリングやジャン=ミシェル・バスキアなど、
数多くの大御所アーティストの作品が並び、それはそれは豪華な展示でしたが、、、
個人的に少し物足りなかったのは、
ほとんどのアーティストがアメリカよりの作風であったことと、
だいたいの作品はすでに一度見たことがあったため、それらが残念でした。
1960年代に、アメリカで隆盛したポップ・アートですが、
それと同時期に、ヨーロッパでも多くのアーティストが活躍した時代でもあります。
例えば、私が一番影響を受けたアラン・フレッチャー(Alan Fletcher / イギリス)。
彼の作品は現在の英国グラフィク・デザイン界の基盤を築き上げました。
「西のフレッチャー、東のウォーホール」とも言われたほどです。
それから、共産主義も多くのアートを生み出しました。
ソ連、東ドイツのプロダクツデザインは、今日でも多くの影響を残しています。
それらの時代も含めて、展示していただきたかったのが本音ではありますが、
新たな近代アーティストの作品も観れましたし、これだけ豪華な顔ぶれが揃うこともなかなかありません。
初めてポップアートを観る方には、100点満点の展示だと思います。
「POP ART展」×「横須賀」。
1日遊べますので、秋のドライブに是非♪
ポップ・アート展
1960’s-2000’s
横須賀美術館
9月11日(土)~10月17日(日)