先週、心配されていた北京オリンピックも無事に開幕し、日本勢では柔道の内柴選手、競泳の北島選手がこれまでに金メダルを獲得しました。それぞれV2を達成し、金メダルに至るまでの苦労を試合後に語ったシーンはとても感動的でした。
そして、気になった選手が柔道女子の中村美里と選手。弱冠19歳という若さで見事銅メダルを獲得しましたが、試合後も笑顔一つ見せずに淡々とした表情で控え室へ戻り、その後のインタビューでも「金以外はどれも同じ」と話していたのが印象的でした。
彼女はどのようなビジョンでこのオリンピックを捉えていたのだろうか。何歳の頃から、自分が北京で金メダルを取る姿をイメージしていたのだろうか。数々の偉業を成し遂げてきたメジャーリーガーのイチロー選手、決勝という大舞台で世界新記録を出して金メダルを獲得した北島選手、彼らに通じるのは自らの姿をずっとイメージしてきた結果、大成を成し遂げたこと。そして、その成功は常に通過点でしかないこと。
とても考えさせられます。
我々が向かう方向性にも繋がることがあるのかもしれません。我々が常に大切にしているのは先をイメージすること。未来をデザインすること。世界を変えること、染み込むこと。
2012年にはロンドン五輪、2016年には東京でまたオリンピックが開催されるかもしれません。
その頃に選手、アスリートとしてオリンピックに参加することは出来ませんが、デザインの分野でオリンピックに参加することは出来ると思います。そうイメージして仕事を続けたいと思います。
夢はあきらめずに、追いかけたいですね。
追いかけなければ、夢は掴めませんから。